ヴォーモデュンの城には二つの葡萄がある。
ひとつは塔に隠された絶世の美姫、ひとつは城の下層に暮らす不器量な庶出の娘。
王は、国を滅びから救った英雄に、姫を与えると約束した。
見事英雄となった傭兵ザヴィエは、王に天の葡萄を求めた。
Cocktail Break様でご紹介いただきました。
『塔とお姫さま・作品集』に参加させていただいております。
小鳥よ 小鳥 宝石の小鳥 葡萄をついばむ悪い鳥。
痘痕の姫は美しい王子の花嫁に望まれ、宝石の小鳥の王宮へと入る。
これは、もうひとつのヴォーモデュンの習い。
宝石の小鳥の時代を守った、二世代に及ぶ笑わずの王妃の物語。